COLUMNコラム
【保存版】矯正治療で歯を抜く本数は?抜歯の基準、0本〜8本の全パターン、Eライン獲得の真実を「抜かない矯正専門医院」が徹底解説
「健康な歯を抜くのは怖い」「矯正治療では何本の歯を抜くことになるの?」
歯列矯正をご検討されている方々にとって、「抜歯」は最も大きな不安要素の一つです。抜いた後の痛みや、隙間がどうなるのかといった疑問は尽きません。
当院、銀座青山You矯正歯科は「抜かない矯正専門医院」として、可能な限り抜歯を回避し、非抜歯矯正や前歯だけの部分矯正(プチ矯正)を推奨しています。
しかし、「理想的な横顔(Eライン)の獲得」や「長期的に安定した噛み合わせを作る」ためには、抜歯が必要不可欠なケースも確実に存在します。
ここでは、矯正治療における抜歯の基本的な考え方から、具体的な抜歯の本数パターン(0本、2本、4本、そして親知らずを含めた最大8本)、そして当院が最優先でご提案する短期非抜歯矯正の魅力まで、医学的な観点と当院の治療理念に基づいて詳しく解説します。
1. そもそも、なぜ矯正治療で「抜歯」が必要になるのか?
抜歯の本数を考える前に、「なぜ歯を抜く必要があるのか?」という根本的な理由を理解することが重要です。
矯正治療で抜歯が必要となる最大の理由は「スペース不足」
顎の骨と歯のアンバランスが原因
歯並びが悪くなる原因の多くは、歯が生えている土台である顎の骨の大きさと、歯の大きさのアンバランスにあります。顎の骨のサイズに比べて歯が大きい場合、すべての歯がきれいに収まりきらなくなります。
これを分かりやすく例えるならば、「3人掛けのベンチに4人が座ろうとしている状態」です。当然、窮屈で座りきれず、以下のような歯並びの乱れが生じます。
- 誰かが前に押し出される(出っ歯/上顎前突)
- 互い違いに座る(ガタガタの歯並び/叢生)
スペースを確保するための3つの方法
この「ベンチ問題」を解消し、全員をきれいに一列に並ばせるために考えられる方法は主に3つあります。
- ベンチ自体を大きくする(顎を広げる):歯列のアーチを横に広げます(側方拡大)。ただし、大人の矯正治療の場合、顎の成長は止まっているため、この方法には限界があります
- 座る人のダイエットをする(歯を少し削って細くする):IPR(ディスキング)と呼ばれる方法で、歯の側面をわずかに削りスペースを作ります(0.2〜0.5mm程度)。この方法にも安全上の限界量があります。
- 座る人数を減らす(抜歯をする):歯そのものを抜くことで、物理的に大きなスペース(1本あたり数ミリ)を作り出します
顎に対して歯が著しく大きい場合や、口元を大きく引っ込めたい(口ゴボの解消)場合、抜歯は最も合理的で安全な解決策となります。

2. 矯正治療で歯を抜く本数パターン:0本から4本(親知らずは除く)
実際に矯正治療で抜歯を行う場合、その本数は患者様の口内環境、骨格、そして目指す治療ゴールによって異なります。
① 抜歯なし(0本):非抜歯矯正(短期治療の可能性)
当院(銀座青山You矯正歯科)が「抜かない矯正専門医院」として、最も優先的にご提案するのが非抜歯矯正です。
特に「安く、早く、簡単に」前歯の見た目だけを治したいという患者様に適した部分矯正(プチ矯正)は、非抜歯で治療が完了するケースが多く、当院で最も喜ばれている治療法です。(部分矯正では難しい場合は全体矯正になります)

抜歯なしで治療が可能な条件
- ガタガタ(叢生)の程度が重度でないこと
- 顎の骨に十分なスペースがあること
- 口元が前に出ておらず、横顔のバランスが良いこと
スペース確保の方法(非抜歯の場合)
- IPR(ディスキング):歯の側面をわずかに削り、スペースを作る
- 側方拡大:歯列のアーチを横に広げる
- 遠心移動:奥歯をさらに後ろへ移動させる
部分矯正(プチ矯正)の魅力
部分矯正治療法は、前歯の見える箇所だけをきれいにするため、抜歯の必要性が低くなります。
- 治療期間が短い:多くの場合6カ月位で完了します。
- 費用が安い:全体矯正の1/3〜1/5程度に抑えられます。
- ワイヤー期間が短い:後半はマウスピースを使用するため、ワイヤーの期間は約3ヶ月で済むことが多いです。
② 上だけ2本抜歯:上顎前突(出っ歯)改善
上顎の前歯だけが大きく前に出ている(重度の出っ歯)ケースや、上の歯列だけが極端に混雑している場合に選択される方法です。
- 方法:上の左右の小臼歯を1本ずつ、計2本抜歯します。
- 目的:上の歯列全体を大きく後ろに下げるためのスペースを確保し、下の歯列とうまく噛み合うように調整します。
注意点
上下の噛み合わせのバランス調整が難しくなるため、適用できる症例は「下顎が後退している」1〜2割程度の方に限られます。
③ 上下4本抜歯:最も一般的なパターン(Eライン獲得)
矯正治療で抜歯が必要な場合、最もスタンダードかつ頻繁に行われるのが「上下左右で合計4本」抜くパターンです。これは、全体的な治療効果を最大限に高めるための選択肢です。
- 方法:上下左右の小臼歯を1本ずつ、計4本抜歯します。
- 対象:
- 全体的な歯のガタガタ(叢生)が強い場合
- 口元全体が前に出ている(口ゴボ)を大きく改善したい場合
- 上下の顎のバランスを大きく整えたい場合
なぜ4本抜歯がスタンダードなのか?
上下左右でバランス良く抜歯することで、前歯を大きく後退させることが可能となり、左右合わせて14〜16mm程度の最大限のスペースを確保できるからです。
このスペースを利用することで、「横顔の劇的な改善(Eラインの形成)」や「口元の突出感の解消」で最も効果を発揮します。

④ まれに3本の抜歯
非常に稀なケースですが、顎が左右のどちらかに偏位している場合や、正中の非対称がある場合に、合計3本の抜歯が必要になることがあります。
- 目的:口元を中に入れると同時に、上下の正中線(顔の真ん中のライン)を合わせるための治療に限られます。
- 方法:通常の上顎小臼歯2本に加え、顎が偏位していない側の下の小臼歯を1本抜くといった形で対応します。
3. 抜歯対象の歯:「第一小臼歯」が選ばれる理由と例外
上記の抜歯パターンにおいて、抜歯対象として最も選ばれやすいのは、「前から4番目の歯(第一小臼歯)」です。なぜ、前歯でも奥歯でもなく、この目立たない歯が選ばれるのでしょうか?
そこには、機能と審美性に関する医学的な理由があります。
第一小臼歯が選ばれる3つの理由
- 歯を動かす効率が良い
第一小臼歯は、乱れやすい「前歯」と、噛み合わせの土台となる「奥歯」のちょうど中間に位置しています。この場所を空けることで、前歯を後ろに下げる移動にも、奥歯の噛み合わせを調整するにも、非常に効率よくスペースを使うことができます。 - 噛む機能への影響が最小限
歯にはそれぞれ重要な役割があります。
- 前から3番目の「犬歯」は、顎の動きをガイドし、歯根が長く寿命も長い非常に重要な歯です。
- 6番目の「第一大臼歯」は、食べ物を噛み砕くための要となる歯です。
これに対し、4番目・5番目の小臼歯は補助的な役割であるため、4番目を抜歯しても咀嚼機能への低下が最小限で済むとされています。
- 審美的な影響が少ない
笑った時に通常目立つのは、前から3番目の犬歯までです。4番目の歯を抜いた後に、その隙間を矯正装置で完全に閉じれば、見た目の違和感はほとんど残りません。

例外的に別の歯を抜くケース
必ずしもすべての方の4番目の歯を抜くわけではありません。以下のような状況では、別の歯が抜歯対象となることがあります。
- 5番(第二小臼歯)を抜く場合:4番が健康で、5番がすでに虫歯治療済みである、または前歯をそこまで大きく下げたくない場合に、5番を抜く計画を立てることがあります。
- 寿命が短い歯を優先:重度の虫歯や神経のない歯など、寿命が短そうな歯があれば、健康な小臼歯を温存してそちらを抜く計画を立てるという柔軟な判断を行います。
4. 親知らず(智歯)の抜歯:カウントと目的
上記の「0本〜4本」のカウントには、通常「親知らず(智歯)」は含まれません。しかし、矯正治療においては親知らずの抜歯も非常に重要な役割を果たします。
親知らずを含めると最大8本抜歯のケースも
親知らずは上下左右に最大4本あります。これらが歯並びに悪影響を与える場合や、スペース確保のために抜歯が必要となる場合があります。
親知らずを含めると、トータルで「小臼歯4本+親知らず4本=合計8本」抜くというケースも、成人矯正では珍しくありません。
特に、埋伏智歯(骨や歯肉に埋まり、完全に萌出していない状態の親知らず)は、歯並びを乱すリスクがあるため、抜歯手術が推奨されることがあります。
親知らずを抜く主な理由
- 矯正前に抜く理由:親知らずが奥歯を押して歯並びを乱している場合や、奥歯をさらに後ろへ下げるスペースが必要な場合です。
- 後戻りを防ぐ理由:きれいに整った歯並びが、後から生えてくる親知らずに押されて後戻りするのを防ぐため、矯正後に抜歯を推奨することがあります。

5. 無理な非抜歯治療が招くリスクと「抜歯のメリット」
「健康な歯を抜くのはもったいない」という気持ちは理解できますが、矯正歯科医が抜歯を提案するのは、「抜歯によるメリットがデメリットを大きく上回る」と確信した場合のみです。
無理に「絶対に抜かない」という方針に固執すると、以下のような深刻なトラブルやデメリットを招く可能性があります。
無理な非抜歯治療の主なリスク
- 口元が突出する(口ゴボの悪化):スペースが足りない状態で歯を並べると、歯が前に押し出されてしまい、歯並びは整ったけれど「口元が盛り上がって横顔が美しくない状態(カッパ口)」になってしまいます。
- 歯肉退縮(ブラックトライアングル):顎の骨のキャパシティを超えて歯を並べようとすると、歯を支える骨が薄くなり、歯茎が下がってしまうことがあります。その結果、歯の根元に黒い三角形の隙間(ブラックトライアングル)ができ、見た目を損ないます。
- 後戻りのリスクの増加:無理やり並べられた歯は、元のガタガタの状態に戻ろうとする力が強く働きます。
- 噛み合わせの不安定化:上下の歯が正しく噛み合わず、将来的に顎関節症の原因となることもあります。
適切な抜歯矯正による大きなメリット
適切な診断のもとで抜歯を行えば、これらのリスクを回避し、患者様が長期的に満足できる結果が得られます。
- Eライン(横顔の美しさ)の獲得:抜歯によって口元を物理的に下げることができ、鼻・唇・顎を結んだエステティックライン(Eライン)が整い、洗練された横顔になります。
- 歯の寿命が延びる:ガタガタが解消されることで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが下がります。これは歯の寿命を延ばすことに直結します。
- 機能的な噛み合わせの実現:上下の歯がしっかりと噛み合うことで、食事もしやすくなり、全身のバランスも整います。
つまり、矯正における抜歯は「歯を失う」ことではなく、「一生モノの噛み合わせと美しい口元を手に入れるための投資」と言えるのです。
6. 抜歯に関する患者様の不安と疑問を解消
最後に、抜歯に関して患者様が最も不安に感じる点について、当院の考えを踏まえてお答えします。
Q1. 歯を抜くときは痛いですか?
A. 抜歯の処置自体は麻酔を使用しますので、抜く瞬間の痛みはほとんどありません。麻酔が切れた後、ジンジンとした痛みが出ることがありますが、これは痛み止めで十分にコントロールできる範囲です。
Q2. 抜いた隙間はずっと空いたままですか?
A. ご心配いりません。最終的には、抜歯によってできた隙間は完全に閉じます。治療中は一時的に隙間が見えますが、ワイヤーやマウスピース(インビザライン、アソアライナーなど)を使って歯を動かしていく過程で徐々に狭まり、最終的にはきれいに閉鎖します。
隙間が目立つ期間を避けたい方には、ダミーの歯(仮歯)をつけて隠すオプションもありますのでご相談ください。
Q3. 抜歯をすると矯正治療の治療期間は長くなりますか?
A. 歯を大きく動かす距離が増えるため、非抜歯に比べると治療期間は半年〜1年程度長くなる傾向があります。全体矯正の場合、平均的には2年〜2年半程度が目安です。ただし、その分、仕上がりの完成度は高まります。
一方で、当院が特化する歯を抜かない非抜歯矯正では治療期間は1年前後で、前歯だけの部分矯正治療法(プチ矯正)は、全体の矯正治療費が100万円前後かかるのに対し、費用も安く、治療期間も約6カ月位と非常に短いのが大きなメリットです。
あなたにとっての「ベストな本数」は精密検査で決まる
矯正治療における抜歯の有無や本数(0本、2本、4本、親知らず含む最大8本)は、患者様一人ひとりのお顔の骨格、歯の大きさ、唇の厚みなど、個人差によって全く異なります。
治療の「鍵」となる精密検査
「自分は何本抜くことになるのか」「抜かずに治せる可能性はあるのか」という答えは、ネットの情報だけでは分かりません。
正確な診断のためには、レントゲンやCT、3Dスキャンなどを用いた精密検査が不可欠です。特に、セファロ分析(頭部X線規格写真分析)により、骨格と歯の移動を科学的に予測することができます。
当院は「抜かない矯正専門医院」として、まず「抜歯なし」の可能性を追求し、患者様の「安く、早く、簡単に」というご要望に応えられるよう努めます。
しかし、患者様が満足されない治療はきちんと「できない」とお伝えする公平な立場でアドバイスさせていただきます。
抜歯は怖いものかもしれませんが、正しい診断に基づいた抜歯は、あなたの笑顔と横顔を劇的に美しく変える「鍵」となります。
一生付き合う大切なお口のことです。まずは一度、オンラインでの無料矯正相談やカウンセリングを受けてみてください。あなたの希望を聞き入れながら、医学的にベストな治療プラン(抜歯の有無も含めて)を提案させていただきます。

銀座青山You矯正歯科について
当院は、全国に複数の医院を展開する矯正専門医院グループです。総院長である青山健一の著書『抜かない矯正の最新知識』や『部分矯正とマウスピース矯正の魅力』を通じ、短期非抜歯矯正やマウスピース矯正の最新知識を提供しています。
当院の強み
- 部分矯正(プチ矯正)を最も得意とし、「早い、安い、簡単、痛くない」治療を提供しています。
- 非抜歯矯正を専門としています。
- 目立たない治療としてインビザラインにも力を入れています。(レッドダイヤモンド)
- 分割払い(最大20回まで)の金利手数料を当院が負担する、便利でお得な支払いシステムがあります。
▼オンライン(テレビ電話)でも無料矯正相談ができます。
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