FAQよくある質問

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抜歯矯正(Eライン)について

Q口ゴボ(上下顎前突)を治したいのですが…
A

口ゴボの原因は歯並びではなく、骨格が出ていることなので、抜歯矯正で前歯を利用して上顎の顎を内側に入れて横顔のEラインをきれいにしていく治療になります。

抜歯矯正で内側に入れれる骨の量は最大で4mmと言われていますので、それ以上の口ゴボを改善したいという希望がある方は、抜歯矯正ではなく外科矯正やセットバックという骨を切る治療になります。

口ゴボというのは骨格が出ていることなので、病気ではなくエラが張っているとか頬骨が出ているといった骨格的な美容の問題になりますので、口ゴボの改善をどのレベルを望まれているかで矯正治療だけで改善するのか、外科治療も絡めて治療するのかが変わってきますので、そういった観点での矯正相談をされることをお勧めします。

Q「抜歯矯正で矯正をすると矯正前よりも老け顔になるとかブサイクになることがある」とネットで読んだのですが原因は何ですか?
A

抜歯矯正の最大のメリットは、口元をひっこめることでEラインをきれいにしていくことですが、矯正治療で口元が引っ込んだ事によって、口周りの筋肉が弱くなり口元の皮膚にたるみができてしまった場合に、ほうれい線が目立ち始めたり、人中が長くなることによって、口元が出ていた時には気にならなかったことが、口元が引っ込んだ際に気になり始めたために、老け顔になった、ブサイクになったと感じられる人もいるのだと思います。

Q抜歯矯正をすると人中が伸びるのはなぜですか?
A
画像:抜歯矯正をすると人中が伸びるのはなぜですか?

抜歯矯正をすると口元が引っ込んでEラインがきれいになりますが、前方に出ていた骨格が内側に引っ込みますので、斜めの前方の骨格が真下におりますと人中が伸びたのではなく、斜めで短く見えていた人中が真下に位置するので、人中の長さは変わっていなくても、見た目的には人中が伸びたように見えるのです。

Q「矯正治療を後悔した人の割合が約4人に1人というアンケート調査がある」とネットで見たのですが、なぜきれいになって後悔する人がこんなにいるのですか?
A

30年以上矯正治療にかかわっていて、「矯正治療をして後悔した」ということを直接聞いたことがないので、なぜこんなに多くの人が後悔されているのかはあくまで推測になりますが、後悔するということは矯正後が矯正前よりも何らかの点で悪くなっているということだと思いますので、矯正後に顎関節症になったとか、肩こりなどの不定愁訴がひどくなったとか、物がよく噛めないとか、見た目に納得されていないとか、何らかのよくない症状が出てこられているのではないかと思います。

矯正治療にはメリットもデメリットもありますので、矯正前にはデメリットも十分聞いておかれることをお勧めします。

Q矯正で抜歯する歯はなぜ前から4番目の歯なのですか?
A

歯を抜く目的は前歯のデコボコ部分を解消したり、口元を引っ込めてきれいなEラインを作るためなので後ろの歯を抜いたのでは、その目的が達成できないために、前から4番目の歯を抜くのが抜歯矯正での一般的な法則になっています。

Q抜歯矯正する際に、前から5番目の歯を抜歯することがあると聞いたのですが、4番目を抜くのと何が違うのですか?
A

抜歯矯正で抜く歯は、原則的には前から4番目の歯なのですが、5番目の歯が虫歯になっていたり、神経を取っていたりすると健康な4番目の歯を残して5番目の歯を抜くことがあります。

矯正治療的には4番目の歯を抜くことが原則ですが、5番目の歯を抜くといったん4番目の歯を5番目の歯の位置に動かさないといけないので、その分治療期間が延びたり奥歯が前に動きやすくなるために口元の引っ込む程度が少なくなる可能性があります。

矯正治療的には4番目の歯を抜くほうがいいのですが、歯の寿命のことを考えて治療をされている5番目の歯を抜くことはよくあることです。